『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』を読んだ
先日こんな記事を書きました。
このとき解いたギフテッドテストの原作なんですけどついこの間『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』を読み終えました。書店でたまたま見つけましてね。せっかくだから読もうと思ったんですね。今日はその感想でもと思いまして。
あ、一応個人の感想なので。そこのところは宜しくお願いします。
面白かったです。
え、これで終わりじゃまずいですか?もう少しなんか言えと。書けと喚けと。分かりました。でもネタバレなしに書くのって難しそうですね。
ちなみにストーリーは
絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする!工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?新青春エンタの傑作、ここに誕生!第23回メフィスト賞受賞作。(「BOOK」データベースより)
ラノベとしてみるのはいいと思います。出てくるキャラクターは天才ぞろいというか個性が強いキャラクターだなと思いました。それに対して主人公”達”のいーちゃんや友はそういう意味では地味だったなと思います。
ラノベの割に平然と首なし死体が出てくるし、見た目以上にかわいい作品ではないですが、それぞれのキャラが映えるのはまぁいいかなと思いますし、八方美人でないキャラ達に自分は好感がもてました。ちなみに自分はてる子さんが好きです。
ただミステリーとしてみるのは少しどうなのかなと。
なんかところどころに説明がない気がするのですよね。そして、これって本当に成立するん?っていうところもまぁちらほらあります。
ミステリーはリアリティを求めてしまうと何にもできなくなってしまいますが、逆に無いと納得しがたいものになるのでその辺のバランスが難しいと思います。その辺の自分の中のいわゆる許容範囲というものが少し超えてるかなと思いました。
特に今回の重要なトリックというかネタバレにとあることがあるのですがそれは無理だだろうと読みながら笑ってしまいました。
少しだけ内容いうと被害者と死ぬ前に電話で会話をした人物がいるのですが館の主人に「それは幻聴だ」といわれたりするシーンがあるのですがこれも、その主張は無理があるだろうと思いました。割と全体的にそういう雰囲気があるんですよ。これ。
あとは主人公のいーちゃんがところどころでつぶやくように「戯言だよなぁ・・」というシーンがあるんですけど、そんなこという大学生いる!?とか思ってました。でもラノベしてみたら正解なんだなと思います。
というわけでいろいろと言いたい放題言ってしまった気がしますが面白い作品だと思います。全体的な雰囲気だったり、ところどころの難しい言葉とかあるんですがそのなんというのでしょう。作品の雰囲気をきちんと盛り上げるいいものであったと思います。キャラクターかわいいし。てる子さんかわいい。
というわけで今日はこの辺で。おやすみなさい。
追伸
ようやく左手のギプスがとれましたー!完治まであと少しかな。