大逆転裁判 クリアしてた
少なくとも年末にはクリアしてましたね。はい。
というわけで大分書いてませんでしたがようやく書こうと思いました。はい。
久しぶりのタクシューシナリオの逆転裁判シリーズでした。
巷の評判をみてみるとなかなかの賛否両論ですがなるほどですね。そうなるのも納得です。
例えるならば、パイレーツオブカリビアンっていう映画あるじゃないですか。あの映画の2と3の関係みたいなものだなと。
具体的にいうと完結しないんです。
恐らくだとは思いますが大逆転裁判2である程度の事件や疑問が解決するのでしょう。
それぐらいたくさんの謎が残ります。
今までの逆転裁判シリーズってとりあえず1パッケージで一定の伏線回収だったり事件が解決するじゃないですか。
例えば逆転裁判1~3の流れだって一つ一つのゲームをみればそれぞれできちんとハッピーエンドを迎えています。
今回の終わり方は「ゴメンネ!次回に続くよ!」っていう感じがするのです。というかします。
いうなれば大逆転裁判前篇みたいな感じでしょうか。
そうなると折角クリアしたのにある程度のモヤモヤが残りますし、それが嫌だ!という人がいるのもまぁ仕方がないのかなと。
あとはそれぞれのストーリー
自分は好きです。
現代の逆転裁判にはない独特の雰囲気がありますし、世界観の構築としてはいいなぁと思いました。
しかし、その一方で事件が解決してもイマイチすっきりしない事件が目立ったというのもまぁあります。
え、それが真相なん?って思ってしまうことがありましたね。
そういう意味では全体の雰囲気は重いのに事件自体は軽いなぁと思いました。
あとはシステム面。
今回は新しい試みがいくつかあります。そういう意味では今までの逆転裁判を崩して新しい逆転裁判をつくろうとしているのかなと思いました。
一番気になったのは陪審員制度。
逆転裁判4で少し触れましたがここまでがっつりとシステムに食い込んだのは初めてですね。
ただし、現実の陪審員制度とはかなり異なるものだと思います。
陪審員たちは自分たちの好きなタイミングで有罪票、無罪票を入れることができます。
自分としてはこの時点で冤罪がおきそうな世界観だなと思っていました。
因みに有罪に満票集まると最終弁論になり、その後、何もなければ有罪だそうです。最終弁論にしても今までやってきた弁護士がいないというのは驚きです。
このシステムだとどんなに充分な議論をしていなくても有罪になります。だって好きなタイミングで有罪票を入れられるわけですからね。
まぁ、ゲームの話だしそんなことにイチャモンをつけてとも思いましたが、そんな世界観で大丈夫なのかな?とも思いました。
因みに全員が無罪票に入れても裁判は終わりません。なんとも不思議な話です。
んで、システム的なおはなしとしては陪審員が全員有罪票にいれると主人公は最終弁論を行います。
具体的には陪審員全員が何故有罪票にいれたかを証言するのでそれらをゆさぶり、証言と証言をぶつけてムジュンを指摘します。
要は「お前らの意見一致してへんのに満場一致で有罪でいいんけ?」ということですね。
システムとしては面白いと思うし、今までなかったものなのでやってて楽しかったのです。
でも自分が気になることとしてはストーリー通してやってるとわかるのですが最終弁論が予定調和になってくるということですね。
なので、その局面がくると「ああ、また最終弁論ね。はいはい。」というテンションになる感じが否めません。
その辺はもう少し、工夫が欲しいなぁと思うところでした。
音楽はいいですね。かっこいいです。和な感じと洋な感じがそれぞれに伝わってきていいと思います。
今回は探偵パートの目玉として推理というものがあります。これは登場人物であるシャーロックホームズの推理を聞き、それを正しいものにするというものなのです。
うーん、自分の中ではこれは微妙でした。
問題が簡単だったなと。あとはある程度パターンがあるんですよね。タッチペンでぐりっとして裏を見てみると実は!みたいなことが多かったです。
2ではどうなっているのか気になる所ですね。
とりあえず思ったことはざっとこんなもんでしょうか。
大筋のストーリーの流れとしてはワクワクする流れで非常に面白かったですし、残している伏線がどうなるのか気になるので続編も楽しみです。はやくiOSにきてくれないかなぁ。まぁ別に3DS版やればいいだけのことかもしれませんが。
いろいろ不満点を書いていますが自分としては全体的にとても面白かったです。
それでは今日はこの辺で。おやすみなさい。