素人からの脱出

謎解きイベント制作団体「ThirdBox」の代表ねろすけのブログです。その日思ったことを書いていきます。

鍵を開けたいと思うのだ

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ああ、鍵を開けたいですね!

 

なんだろう、ものすごい誤解を受けている気がします。

もちろんリアル謎解きゲームの話です。

リアル謎解きゲームとかS社のリアル脱出ゲームには必ずといっていいほど鍵がかかった扉だったり、箱があります。

 

鍵は普通の南京錠だったり3ケタか4ケタぐらいのダイヤル式の鍵です。変わったやつだと数字じゃなくて文字だったりするし、スイッチみたいな不思議な鍵もみたこともありますね。自分もリアル謎解きゲームを通してたくさんの鍵を開けてきました。

 

鍵が開いたとき気持ちいいですよね。やったー!あいたー!みたいな。そして全く別の問題に直面するんですけどね。

鍵あけただけでなんか一仕事したような感じがするんです。よし、自分頑張った。みたいな。

 

よーく考えてみると鍵を開ける行為って普段あんまりしないように思うんですよね。

 

いや、別に自分の家に鍵をかけないって話ではないんですよね。ちゃんとかけますし。自分の普段乗ってる原付だってちゃんと鍵をつけてます。

 

あれ、そう考えてみると普段から鍵、開けてるな。おかしいな。

 

あ、そうか。謎解きゲームの鍵は自分がその鍵をかけた訳じゃないからだ。

 

謎解きゲームの鍵って自分がかけた訳じゃないので、はじめは開け方が分かんないんだけども謎が解けると鍵が手に入ったり、ダイヤルの番号が分かったりして開くんですよね。なるほど。

 

詰まる所、謎が解けたから気持ちいいんだと。

 

それにあれなんですよ。謎解きって1問ずつ問題が解けたとしてもそれを正解!っていちいち言う人はいないんですよね。チェックポイントごとに正解不正解を判断はしてくれるけどその前までは自分は意外とドキドキだったりします。

 

そう考えると鍵がついた箱っていいチェッカーなんですよね。鍵が開くと

 

正解ですよ!今まであんた方が考えてきたことはすべて合ってますよ!

 

と箱が言っているようなものなんですねと。だから解いてる側としても

 

良かった。今まで自分たちが辿ってきた道は正しかったんだ。

 

とこちらとしても安心しますよね。まぁもちろんそれで終わりというわけではないのでまだまだ油断はできないわけですけども。やっぱり謎解きゲームってある程度進まないと面白く感じないことの方が多いですし、失敗するにしたって終盤くらいまでは行きたいなと思っていますしね。

 

逆にダイヤル回して開かなくてもそれはそれでいいわけですよ。つまりどこかで間違えていたんですよ。さて、もう一度振り返ってみよう。どこか小謎が間違えてたりしない?今ある情報使えるものは使った?とまぁ鍵が教えてくれるわけです。

 

そういうことするとその時までに見えてなかったところが見えるようになってくるんですよね。ほら、少しなんかレベルアップした気になるんですよね。

 

謎解きゲームって割と経験だっていう人が多いですけどそういう部分だよなって思います。そういうのを重ねていくことによってみんな謎が解ける人になるのだなぁと。

 

というわけでそろそろまとめにいきたい。

自分の中では鍵というのはチェッカーですよと。開いたら正解だし、開かなかったらどこか間違っているんだと。それで、開けることができたら自分の歩んできた道は正しかったんだと。だから気持ちいいということなのかなと思いました。

 

ちなみに今、11月4日のナゾガクに向けてルーム型の公演を作ろうとしようとしてるんですけど今鍵の箱を探しております。なんかいい感じのものが見つかればいいなぁと思っているんですが、自分こういうのを探し始めると長くなるんですよね・・優柔不断なもんで。早いとこ決着がつけれられればいいなとは思っているですけどね。

 

というわけで今日はこの辺で。おやすみなさい。